何気なく食べている「雑穀」ですが、実はどの種類も栄養たっぷりで、味も食感も個性的。
農家さんが丹精を込めてつくる雑穀米を、もっと知ってもらいたい!ということでスタートしたプロジェクトです。
もちあわはアジア原産で、中国では紀元前2700年頃にはアワの栽培が行われておりました。日本へはイネより早く伝来し、縄文時代には栽培されていたことが確認されており、日本最古の穀物作物とされています。
アワは、ヒエ、麦、豆(大豆・小豆)、イネと並んで神代史上にも記録されている日本古来の五穀なんですよ。
一穀一会プロジェクトの第六回は、「もちあわ」をご紹介!もちあわはタンパク質やミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
表面の色素はポリフェノールであり、パントテン酸の含有量が雑穀の中では特に多く、その他マグネシウムは白米の約5倍含まれています
25年程前に、安価で品質が安定している中国産の輸入量が増えてきたため、長年大規模に栽培していたもち粟が突然売れ行きが悪くなりました。仕方なく他品目を栽培しようとしましたが、どうしても安心・安全で品質的にも粘りが強く、黄色味が濃いもち粟の栽培を続けてほしいとのご要望が老舗の粟餅製造メーカー様や雑穀加工メーカー様よりありました。
具体的に自分たちの栽培したもち粟がどのように消費されてゆくのかを把握することができ、今後も栽培し続けて行かなければとの思いになり現在に至っております。
安心・安全なもち粟をお届けできるように、極力農薬を使用しないように栽培しております。
より品質の良いもち粟(濃い黄色味・異種穀粒混入なし等)をご提供できるように、農作業(除草・収穫)は適期に行います。
ここ近年天候不順が続き、ご必要数量にお答え出来ておりませんので、生産面積の拡大・反収アップができるよう日々生産技術を向上して行きたいと考えております。
餅作り、パン作り、和菓子作りのほか、生麩を入れて総菜作りにも向きます。低カロリーで腹持ちが悪いというアワの特性は、和風のもち菓子つくりで活躍し、餅菓子に使う米粉にアワを混ぜ込むことで胃にもたれなくなります。
炊いたもちあわをポタージュの具に!
お手軽に栄養満点のスープができますよ。もちもち・ぷちぷちぷちした食感で、お腹も満たされます。ランチにもオススメですよ。
パンをつくる材料にもちむぎをイン!
香ばしい香りと、もちもちの生地に仕上がります。いつもの食パンでは物足りない!という方にぴったりのアレンジです。
もちあわと水、ひとつまみの塩、豆乳でできる「もちあわチーズ」は、ヴィーガンの方にも。
とろ〜りとした見た目は、まるでチーズのようです。ぜひ試してみてくださいね。