「米粉はカロリーが高そう」「小麦粉と比べてどうなの?」「ヘルシーって本当?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。グルテンフリーや健康志向の食材として注目が集まる米粉ですが、実際のカロリーや栄養成分について正確に知っている方は少ないかもしれません。
この記事では、米粉のカロリー・糖質を小麦粉と比較しながら解説し、ダイエットに向いている理由や日常の料理への取り入れ方まで詳しくご紹介します。
米粉のカロリー・糖質と小麦粉との比較

まずは米粉の基本的な特徴と、カロリー・糖質の数値を確認していきましょう。
米粉とは?特徴や使い方
米粉とは、お米を細かく粉砕してつくった粉のことです。上新粉・白玉粉・もち粉など種類はさまざまです。小麦粉が普及する以前から日本で和菓子や料理に幅広く使われてきた歴史ある食材で、近年はパン・お菓子・揚げ物・とろみ付けなど、小麦粉を使う場面でも気軽に代用できるようになっています。また、水に溶けやすくダマになりにくいため、料理でも扱いやすいのが特徴です。
さらに、グルテンとは小麦・大麦・ライ麦などには、含まれるたんぱく質の一種であるグルテンが含まれています。しかし米粉はグルテンを含まないため、小麦アレルギーやグルテン過敏症の方でも選びやすい傾向にあります。
米粉と小麦粉のカロリー・糖質比較
以下の表で米粉・薄力粉・強力粉のカロリーと糖質を比べてみましょう。
【100gあたり】米粉と小麦粉のカロリー・糖質比較
100gあたりの米粉と小麦粉のカロリー・糖質は以下のとおりです。
| 100gあたり | 米粉 | 薄力粉 | 強力粉 |
|---|---|---|---|
| カロリー(kcal) | 356 | 349 | 337 |
| 糖質(g) | 81.3 | 73.3 | 69.0 |
| たんぱく質(g) | 6.0 | 8.3 | 11.8 |
| 脂質(g) | 0.7 | 1.5 | 1.8 |
| 食物繊維(g) | 0.6 | 2.5 | 2.7 |
出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
100gあたりで比較すると、カロリー・糖質は米粉がやや高めですが、脂質は米粉のほうが低い傾向にあります。
次に、料理のちょっとした仕上げやとろみ付けなど、少量だけ使う場面を想定して大さじ1あたりでも比較してみましょう。
【大さじ1あたり】米粉と小麦粉のカロリー・糖質比較
大さじ1あたりのカロリー・糖質は、以下のようになっています。
| 大さじ1あたり | 米粉(約9g) | 薄力粉(約9g) | 強力粉(約9g) |
|---|---|---|---|
| カロリー(kcal) | 約32 | 約31 | 約30 |
| 糖質(g) | 約7.3 | 約6.6 | 約6.2 |
大さじ1あたりで見ると、米粉と小麦粉のカロリー・糖質の差はわずか1〜2g程度です。少量の使用であればどちらを選んでも大きな差にはならないため、仕上がりの食感や用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
米粉はヘルシーなの?ダイエットを意識する方から選ばれる理由

カロリーや糖質は小麦粉と大きく変わらない米粉ですが、それでもヘルシーな食材としてダイエット中の方に注目されているのはなぜでしょうか。米粉ならではの特徴をご紹介します。
揚げ物のカロリーを抑えやすい
米粉は小麦粉と比べて油の吸収率が低いという特徴があります。天ぷらやフライなどの衣として使う場合、米粉の油の吸収率は約30%弱であるのに対し、小麦粉は約50%弱といわれています。
揚げ物を作る際に米粉を衣として使うことで、余分な油を抑えた軽い仕上がりになります。サクッとした食感が楽しめる点も、米粉の衣が選ばれている理由のひとつです。
良質なたんぱく質を含んでいる
米粉には、体内で合成できない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。必須アミノ酸は食事から摂る必要があり、良質なたんぱく質の指標として注目されている成分です。
糖質を中心とした食材でありながら、たんぱく質の質も高い点は米粉の特徴のひとつです。エネルギー補給と栄養バランスの両方を大切にしたい方の食生活にも活用しやすい食材です。
食後の満足感が続きやすい
米粉には食物繊維が含まれており、消化がゆっくり進むため腹持ちが良いといわれています。間食を控えたい方や食事の量を意識したい方にも向いています。
また、米粉を使ったパンやお菓子は小麦粉のものと比べてしっとり・もちっとした食感に仕上がりやすく、少量でも満足感を得やすいのも特徴です。ダイエット中の間食として、米粉を使ったお菓子を取り入れる方も増えています。
腸内環境を整えやすい
米粉に含まれる難消化性でんぷんは、腸内の善玉菌の栄養源となる食物繊維と同様の働きをするといわれています。腸内環境を意識する方の間でも広く注目されています。
特に玄米粉はさらに食物繊維が豊富で、白米の米粉の約5.8倍の食物繊維を含みます。腸内環境をより意識したい方には、玄米粉を取り入れてみるのもよいでしょう。
米粉に期待できる効果

米粉にはヘルシーな特徴だけでなく、含まれる栄養素からさまざまなことが期待できます。
頭の働きをサポート
米粉には、糖質の代謝に関わるビタミンB1が含まれています。ビタミンB1は、食事から摂った糖質をエネルギーとして利用する際に必要な栄養素です。脳は主にブドウ糖をエネルギー源として使うため、糖質を効率よくエネルギーに変えることは、日々の活動を支えるうえでも大切です。
ただし勉強や仕事で集中したいときは、特定の食品だけに頼るのではなく、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を意識することが大切です。米粉は、パンやお菓子、料理にも使いやすく、毎日の食生活に取り入れやすい食材といえるでしょう。
血糖値の急上昇を穏やかにするのに役立つ
米粉は、消化吸収がゆるやかに進む特徴があるため、食後の糖の吸収に配慮したい方からも注目されています。血糖値の急上昇を抑えることは、食後の眠気やだるさを感じにくくしたり、空腹感が出るまでの時間をゆるやかにしたりすることにもつながります。
ただし、米粉も糖質を多く含む食品であるため、食べれば食べるほどよいというものではありません。米粉を使ったパンやお菓子を取り入れる場合も、量を意識しながら楽しむことが大切です。野菜やたんぱく質を含む食材と組み合わせることで、よりバランスのよい食事につながります。
ホルモンバランスの調整に関わる
米粉に含まれるビタミンB6は、たんぱく質の代謝に関わる栄養素です。ビタミンB6は、神経伝達物質の合成にも関係しており、心身のコンディションを整えるうえで大切な成分とされています。
また、女性ホルモンのバランスにも関わる栄養素として知られているため、PMSや生理前の体調変化が気になる方にも注目されています。特定の食品だけで不調を整えようとするのではなく、主食・主菜・副菜をそろえた食生活の中で、米粉を無理なく取り入れていくとよいでしょう。
米粉を選ぶときの注意点

米粉はさまざまな種類・商品が販売されています。選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介します。
グルテンフリーかどうか確認する
米粉自体にグルテンは含まれていませんが、製造工程で小麦を扱う設備を使用している場合や、ミックス粉としてグルテンを含む原材料が配合されている場合があります。
小麦アレルギーの方はパッケージの原材料表示やアレルギー表示をよく確認してから選ぶようにしましょう。
原材料がシンプルなものを選ぶ
市販の米粉製品の中には、膨張剤・乳化剤・保存料などが添加されているものもあります。食材本来の味や栄養を大切にしたい方には、原材料名がシンプルなもの(米のみ、または米+雑穀のみ)を選ぶのがポイントです。
タマチャンショップの「三十雑穀米粉」

タマチャンショップの三十雑穀米粉は、30種類の国産雑穀を使用した米粉です。たんぱく質・ビタミン・ミネラル・カルシウムなど、日々の美容と健康に嬉しい栄養素が豊富に含まれており、普通の米粉よりも栄養バランスに優れているのが特徴です。
パン・お菓子・揚げ物・とろみ付けなど幅広い料理に使えるため、毎日の食事にそのまま取り入れやすいのも魅力です。グルテンフリーのおやつや料理を楽しみたい方にも、ぜひ試していただきたい一品です。
まとめ
米粉のカロリーは100gあたり356kcal、糖質は81.3gと、小麦粉と比べてやや高めです。しかし、油の吸収率の低さ・良質なたんぱく質・腸内環境への働き・食後の糖の吸収をゆるやかにする特徴など、米粉ならではのメリットが健康志向の方の間で広く注目されています。
さらにビタミンB1・B6を含み、頭の働きやホルモンバランスのサポートも期待されています。選ぶ際はグルテンフリーの表示や原材料のシンプルさを確認し、日々の食生活に無理なく取り入れてみてください。
