Nattsu tanpakushitsu

ナッツのタンパク質量とは?含まれる栄養素や摂取量目安・注意点を紹介

ナッツは、手軽に食べられる栄養豊富な食品として注目を集めています。

この記事では、ナッツに含まれるタンパク質量や栄養素・摂取量の目安・注意点などについて、ご紹介します。

毎日の食事にナッツを上手に活用して、バランスの良い食生活を目指していきましょう。

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ナッツに含まれる栄養素

袋から出たナッツ

ナッツには、タンパク質をはじめとするさまざまな栄養素が含まれています。

ここでは、ナッツに含まれる主な栄養素や、それぞれが体にどのように働きかけるのかを見ていきましょう。

ナッツに含まれる主な栄養素

ナッツは植物の種子であり、硬い殻に包まれた可食部には、上質なタンパク質のほか、脂質やビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれています。

ナッツの栄養成分には、以下のようなものがあります。

・植物性タンパク質
・不飽和脂肪酸
・食物繊維
・ビタミンE
・ビタミンB群
・ミネラル

ナッツの種類によって含まれる栄養素の割合は異なるため、数種類のナッツを組み合わせて食べると、栄養素をバランスよく摂取できるでしょう。

ナッツに含まれるタンパク質が持つ効果

ナッツに含まれるタンパク質は、植物性タンパク質です。

植物性タンパク質は、日々の食事に取り入れやすく、健康面への配慮から注目されている栄養素の一つです。
エネルギー摂取量に対して植物性タンパク質の割合が高い食生活は、生活習慣病リスクの低下につながる可能性があるとされています。

タンパク質は、体を構成する重要な栄養素であり、人間の体の約15~20%を占めています。
筋肉や臓器・皮膚・髪の毛などの材料となるだけでなく、酵素やホルモンの原料としても機能します。

そのため、タンパク質の特性を理解し、偏りのないバランスの取れた摂取を心がけることが、健康的な毎日を維持するためのポイントでしょう。

ナッツがタンパク質の補給に向いている理由

ナッツがタンパク質補給に適している理由は、良質なタンパク質を含んでいるためです。

タンパク質は、アミノ酸スコアという指標で評価されます。
これは、食品に含まれる必須アミノ酸のバランスを数値化したもので、100に近いほど体内で利用されやすいとされています。

ナッツ類は、動物性食品ほどアミノ酸スコアが高いわけではありませんが、アーモンドやカシューナッツなどは必須アミノ酸を比較的バランスよく含んでいます。
そのため、日常の食事に不足しがちなタンパク質を補う食品として活用しやすいと言えるでしょう。

ほかのタンパク源との違い

ナッツとほかのタンパク源との違いは、含まれる脂質の種類にあります。

肉や魚・卵・乳製品などの動物性タンパク質には、飽和脂肪酸が多く含まれています。
飽和脂肪酸を過剰に摂取すると、コレステロール値の上昇につながる可能性があるため、注意しましょう。

一方、ナッツに含まれる脂質の大部分は不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は、中性脂肪やコレステロール値のバランスを整える働きがあるとされています。

また、ナッツには食物繊維やビタミン・ミネラルなども豊富に含まれており、これらは動物性タンパク質だけでは十分に摂取できない成分です。

ナッツを食事に取り入れることで、タンパク質と同時に不足しがちな栄養素を補えるでしょう。

【ナッツの種類別】含まれるタンパク質量と栄養素

美味しそうなナッツ

ナッツの種類によって、含まれるタンパク質量や栄養素は異なります。

ここでは、代表的なナッツの種類と100gあたりのタンパク質量、主な栄養素を紹介します。
ご自身の食生活や目的に合わせて、お好みのナッツを選んでみてください。

アーモンド

アーモンドは、100gあたり約21g前後のタンパク質を含んでおり、ナッツの中でもタンパク質が豊富です。

そのまま食べるのはもちろん、砕いてサラダにトッピングしたり、スライスされたものを製菓用として使ったりと、さまざまな食べ方があります。

また、アーモンドは食物繊維とビタミンEが特に豊富です。

食物繊維は100gあたりおよそ10~12g前後含まれており、お腹の調子を整えたり、食後の血糖値上昇を抑えたりといったサポートが期待できます。

さらに、ビタミンEは100gあたり28.8mg含まれており、若返りのビタミンとも呼ばれる抗酸化作用を持つ栄養素です。

細胞の酸化を防ぐ働きが期待され、健康維持や美容のサポートに役立つでしょう。

ピーナッツ

ピーナッツは100gあたり約25.0gのタンパク質を含み、ナッツ類の中でもトップクラスのタンパク質量を誇ります。

良質なタンパク質が豊富であることに加え、カロリーがほかのナッツと比較して控えめです。

また、ピーナッツの薄皮にはポリフェノールが含まれており、その抗酸化作用により生活習慣の見直しをサポートする働きが期待されています。
そのため、薄皮ごと食べることで、より多くの栄養素を摂取できます。

クルミ

クルミは100gあたり約14.6gのタンパク質を含んでおり、パンやお菓子にもよく使われる身近なナッツの一つです。

クルミにおける最大の特徴は多価不飽和脂肪酸で、特にオメガ3脂肪酸のαリノレン酸が豊富に含まれています。

さらに、葉酸も多く含まれており、赤血球の生成や細胞の成長・修復などに重要な役割を果たすビタミンです。
特に、妊活中の方や妊婦さんにとって重要な栄養素とされています。

ピスタチオ

ピスタチオは、100gあたり約17.4gのタンパク質を含んでおり、栄養価が非常に高い食品です。

タンパク質やカリウムが豊富に含まれており、塩分バランスを整え、血圧管理に役立つでしょう。
また、ビタミンB群もバランスよく含まれており、代謝を促進し、エネルギー産生も期待できます。

さらに、ピスタチオには抗酸化作用のあるカロテンも含まれています。
カロテンは体内でビタミンAに変換され、クリアな視界の維持や皮膚の健康をサポートする可能性があります。

マカダミアナッツ

マカダミアナッツは、100gあたり約8.3gのタンパク質を含んでいます。
ほかのナッツと比較するとタンパク質量は控えめですが、独特の食感と風味が人気のナッツです。

マカダミアナッツの特徴は、脂質の含有量が非常に高いことです。
100gあたり約76.7gの脂質が含まれており、ナッツ類の中でも最も高い水準です。

また、マカダミアナッツには食物繊維やビタミンB1・マグネシウムなども含まれています。
濃厚な味わいが特徴のため、少量でも満足感が得られやすいナッツです。

ヘーゼルナッツ

ヘーゼルナッツは、100gあたり約13.6gのタンパク質を含んでいます。
チョコレートやコーヒーのフレーバーとしてもよく使われる、深い風味が特徴のナッツです。

また、ビタミンEも豊富なため、細胞のダメージ軽減する働きが期待されます。

さらに、ヘーゼルナッツには、銅やマンガンなどのミネラルも含まれています。
銅は鉄の吸収を助け、マンガンは骨の形成や糖質・脂質の代謝などに関わる、重要なミネラルです。

カシューナッツ

カシューナッツは、100gあたり約15.3gのタンパク質を含んでいます。
まろやかな甘みと柔らかい食感が特徴で、そのまま食べるのはもちろん、料理やおつまみにもよく合います。

カシューナッツは鉄分と亜鉛が豊富で、現代人が不足しがちなミネラルを効率的に補えます。
鉄は赤血球の生成に、亜鉛は免疫機能の維持や味覚の正常化に重要な役割を果たします。

ただし、ほかのナッツと比較すると炭水化物が多めなため、食べる量に注意しましょう。

ナッツを摂取する際の注意点

栄養豊富なナッツ

ナッツは栄養価の高い食品ですが、摂取する際にはいくつかの注意点があります。
せっかくの栄養素も、食べすぎてしまっては逆効果になることもあるでしょう。

1日の摂取量目安を守る

ナッツは高カロリーな食品のため、食べすぎには注意が必要です。

農林水産省が示す「食事バランスガイド」によれば、1日の間食は約200kcal程度が適量とされています。
ナッツを間食として摂取する場合も、この範囲内に収めることが推奨されます。

ナッツの適量は、1日あたり25~30g程度、手のひらに1杯分が目安です。
これは、アーモンドであれば約20~25粒、クルミであれば約4~6粒に相当します。

食べすぎを防ぐためにも、1日の摂取量目安を守るよう意識しましょう。

カロリー過多に気をつける

ナッツは栄養価が高い反面、カロリーも高い食品です。

食べすぎると、1日の総摂取カロリーがオーバーしてしまう可能性があります。
カロリーオーバーが続くと、体重増加や体脂肪の蓄積につながります。

ナッツを食べる際は、間食や食事とのバランスを考えることが大切です。
また、多く食べすぎた日は、間食を控えめにするなど、1日の総カロリーを調整しましょう。

ナッツの酸化に気をつける

ナッツに含まれる不飽和脂肪酸は、空気に触れると酸化しやすい性質があります。
酸化したナッツは、風味が落ちるだけでなく、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しましょう。

ナッツの酸化を防ぐためには、適切な保存方法が重要です。

開封後は、密閉容器やチャック付きの袋に入れて、空気を遮断しましょう。
ガラス瓶を使用すると、より酸化を防げます。

保存場所は、直射日光の当たらない冷暗所が適しており、夏場や開封後は冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
長期保存する場合は、ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存すると鮮度を保てます。

また、開封後はできるだけ早めに食べきるよう意識しましょう。

アレルギーへの配慮をする

ナッツ類は、アレルギーを引き起こす可能性がある食品です。

特に、クルミやピーナッツは、食品表示基準に基づき、アレルギー表示が義務付けられている「特定原材料」に指定されています。
ナッツアレルギーの症状には、口内のかゆみや腫れ・じんましん・呼吸困難・アナフィラキシーショックなどがあります。

特に、小さなお子様やアレルギー体質の方は注意が必要です。
ご家族にアレルギーの心配がある場合は、食品の表示をよく確認し、必要に応じて医師に相談しましょう。

味付きナッツの注意点

市販のナッツには、塩味や甘味がついた味付きナッツが多く販売されています。
美味しく食べやすい反面、塩分や糖分・油分が多く含まれる可能性があるため、注意しましょう。

素焼きのナッツと塩で煎ったナッツを比べると、食塩相当量に15倍以上の差が出る場合があります。
そのため、塩分の摂取量が気になる方は、無塩の素焼きナッツを選ぶようにしましょう。

また、キャラメリゼといった甘い味付けのナッツには、糖分が多く含まれています。
糖分の摂りすぎは、血糖値の上昇や体重増加につながってしまうでしょう。

おやつとして楽しむ程度にとどめ、日常的なタンパク質補給には素焼きナッツを選ぶことをおすすめします。

ナッツを日常の食事に取り入れる方法とポイント

たくさんのナッツ

ナッツは、さまざまな方法で日常の食事に取り入れることができます。

朝食のヨーグルトにトッピングしたりサラダに散らしたりと、アレンジは自由自在です。
毎日の食事にナッツを上手にプラスして、栄養バランスを整えていきましょう。

簡単に取り入れられる食事

ナッツは、手軽に料理にプラスできる食材です。

・サラダ
サラダにナッツをトッピングするだけで、食感と栄養価がアップします。
アーモンドスライスやクルミなどを砕いて散らすと、香ばしさが加わり、満足感も高まるでしょう、

ドレッシングとの相性も良く、手軽に栄養バランスを整えられます。

・ヨーグルト
プレーンヨーグルトにナッツとフルーツを加えると、栄養満点の朝食やおやつになります。

ヨーグルトの乳酸菌とナッツの食物繊維を一緒に摂ることで、お腹の調子を整える効果が期待できるでしょう。
カシューナッツやアーモンドをこまかく砕いて混ぜると、食べやすくなります。

・スムージー
スムージーにナッツを加えると、タンパク質と良質な脂質を補給できます。

ミキサーでナッツをペースト状にし、フルーツや野菜・豆乳などと一緒に混ぜるだけで完成です。
特にアーモンドやカシューナッツは、スムージーに適しています。

・グラノーラ
手軽に取り入れたい場合は、グラノーラにナッツを加えるのもおすすめです。
市販のグラノーラにナッツが入っているものを選ぶか、お好みのナッツを追加することで、栄養価を高められます。

ミックスナッツを使えば、複数の栄養素をバランスよく摂取できるでしょう。
牛乳やヨーグルトと一緒に食べると、さらに栄養価が高まります。

料理に使う場合のアイデア

ナッツは、料理に加えることもおすすめです。

・炒め物
野菜や肉の炒め物に、砕いたナッツを加えると、食感にアクセントが生まれます。

カシューナッツは中華料理によく使われ、エビやチキンとの相性が抜群です。
仕上げに加えることで、香ばしさも楽しめます。

・パスタ
パスタのトッピングとして砕いたナッツを散らすと、風味と食感が豊かになるでしょう。

クルミやヘーゼルナッツは、クリームソースまたはチーズソースとよく合います。
ジェノベーゼソースに松の実を加えるのもおすすめです。

・スープ
スープにナッツを浮かべたり、こまかく砕いて混ぜたりすることで、コクと栄養がプラスされます。

かぼちゃのスープにアーモンドスライスを添えたり、コーンスープにマカダミアナッツを加えたりすると、風味が増します。

・おかずのアクセント
魚や肉料理のソースにナッツを混ぜると、深みのある味わいになります。

例えば、白身魚のソテーにアーモンドバターソースを添えたり、鶏肉のソテーにカシューナッツのペーストを使ったりすると、レストランのような一品が完成します。

間食として取り入れるときのポイント

ナッツを間食として取り入れる際には、いくつかのポイントがあります。

まず、食べる時間帯に注意しましょう。
食事の1~2時間前にナッツを適量食べることで、食後の血糖値上昇を抑えてくれるでしょう。

次に、よく噛んで食べることも大切です。
ナッツは、しっかり噛むことで満腹感が得られやすくなるだけでなく、唾液の分泌が促され、消化吸収も良くなるでしょう。

食べ過ぎを防ぐ工夫

ナッツは手軽に摂取できるため、つい食べ過ぎてしまう方もいるでしょう。
食べ過ぎを防ぐためには、以下の工夫が効果的です。

まず、1回分の量をあらかじめ小皿に取り分けておきましょう。
1日分の目安量を小皿に出してから食べることで、摂取量を管理しやすくなります。

次に、個包装タイプのナッツを選ぶのもおすすめです。
個包装タイプは1回分の量が決まっているため、食べ過ぎを防ぎやすくなります。

さらに、ほかの食事とのバランスを考えることも大切です。
ナッツを多めに食べた日は、夕食のカロリーを少し控えめにするなど、1日の総摂取カロリーを調整しましょう。

ミックスナッツを選ぶ際のポイント

ミックスナッツは複数のナッツが入っているため、さまざまな栄養素をバランスよく摂取できます。
しかし、ミックスナッツを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。

まず、無塩・無油・無添加なものを選ぶことが大切です。

素焼きのミックスナッツは、ナッツ本来の風味を楽しめるだけでなく、余計な塩分や油分を摂取せずに済みます。
健康的な毎日を目指す場合は、素焼きタイプを選びましょう。

次に、種類のバランスを確認しましょう。

アーモンドやクルミ・カシューナッツ・マカダミアナッツなど、複数の種類がバランスよく入っているものがおすすめです。
各ナッツの栄養素を、効率よく摂取できるでしょう。

まとめ

ナッツには、良質な植物性タンパク質をはじめ、不飽和脂肪酸・食物繊維・ビタミン・ミネラルなど、さまざまな栄養素が豊富に含まれています。

種類によって含まれる栄養素やその特徴は異なるため、複数の種類を組み合わせて食べることで、バランスよく栄養を摂取できます。

しかし、ナッツを摂取する際は1日の摂取量目安を守り、カロリー過多にならないよう注意しましょう。
また、酸化を防ぐために適切な保存方法を実践し、アレルギーにも配慮することが大切です。

ナッツは、サラダやヨーグルト・スムージーなどに加えたり、料理のアクセントとして使ったりと、さまざまな方法で日常の食事に取り入れられます。

ナッツを上手に取り入れてタンパク質補給を習慣化し、健康的な毎日を目指しましょう。

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