気持ちはすでに春に向かっているものの、まだまだ冷える日が続きます。寒い日にはやっぱりお鍋! 野菜をたっぷり入れてヘルシーに楽しめる、豆乳鍋のレシピをご紹介します。
今回は「大豆まるごと豆乳粉」を使って、豆乳から手づくり。大豆の旨味をしっかり感じる、まろやかなスープを作ります。
具材は何でも美味しいですが、今回はタマチャンファームで採れた椎茸を中心に、きのこたっぷり鍋にしました。ジューシーな肉団子には黒ごまを入れることで香ばしさが加わりますよ。
鍋のシメは、豆乳鍋だからこそできるカルボナーラ。記事の後半でご紹介しますので、最後までお楽しみに!
材料(2〜3人前)
▼スープ
大豆まるごと豆乳粉 100g
水 650ml
出汁 400ml
酒 大さじ3
白みそ 大さじ2
塩 小さじ1
▼鍋の具材(お好みでアレンジOK)
豆腐 1丁
椎茸 1パック(干し椎茸の場合 6個ほど)
しめじ、舞茸、エリンギ 適量
カリフラワー 適量
豆苗 1パック
山芋すりおろし 適量
▼肉だんご
鶏ひき肉 200g
玉ねぎみじん切り 1/4個
生姜のみじん切り 1カケ
卵白 1個分
片栗粉 大さじ1/2
塩コショウ 少々
黒いりゴマ 大さじ1
▼タレ
ポン酢 適量
白ネギ(刻み) 適量
柚子パウダー・七味 適宜
作り方
【1】豆乳粉から豆乳を作る
スープに使う豆乳は市販品を使ってもいいですが、こだわり派は「大豆まるごと豆乳粉」で豆乳から自作しましょう。
豆乳をつくる手順は、以前ご紹介したお豆腐づくりと同じ。通常、飲料用の豆乳はもっと薄めに作りますが、鍋には豆腐づくりと同じくらい濃い方が美味しいですよ。豆乳はお好みの濃さで作れるので、濃厚にしたい方は濃いめに、さらっとあっさり食べたい方は薄めにして楽しんで。
(1)ボウルに「大豆まるごと豆乳粉」と水を入れ、ダマがなくなるまでしっかりと混ぜ合わせる。(泡立て器やミキサーを使うのがおすすめ)
(2)こし器や目の細かい布巾(こし布)を使って、豆乳をこす。
(3)2を鍋に移し、強火にかける。底が焦げ付かないよう静かに混ぜながら加熱し、沸騰したらトロ火に変え、泡を取りながらさらに10分ほど煮る。これで500〜600mlの濃厚豆乳が完成!
【2】鍋の具材を準備する
(1)肉だんごの材料を、ゴマ以外すべてボウルに入れてよく練り混ぜる。粘りが出たらゴマを加えて混ぜ合わせ、食べやすい大きさに丸める
(2)鍋の具材は、すべて食べやすい大きさに切っておく。具材はお好みでアレンジOK!
【3】いよいよ豆乳鍋のスタート!
(1)土鍋にスープ材料の出汁と酒を入れ、温まったら塩と白味噌を入れ溶かす
(2)手作りした豆乳(500〜600ml)を入れ、温める
(3)豆乳が温まったら、豆苗と山芋以外の材料を鍋に入れてさらに加熱する
(4)具材に火が通ったら豆苗を入れる。豆苗がしんなりしてきたら山芋のすりおろしを乗せ、鍋の完成!
(5)刻んだ白ネギを入れたポン酢をタレにして、お好みで柚子パウダーや七味を合わせてお楽しみください
【4】シメはコレ! とろ〜り豆乳カルボナーラ
残った豆乳スープをカルボナーラに変身させましょう。材料も意外とシンプルなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
▼シメの材料
パスタ 80g
粉チーズ 20g
卵黄 1個
黒胡椒 適宜
※スープの残り具合やおなかの空き具合に合わせて、分量は調整してください
▼作り方
(1)パスタを固めに茹でておく
(2)1を鍋に残ったスープに入れ、少し煮詰めたら火を止め、器に移す
(3)粉チーズと卵黄を絡め、黒胡椒を振るう
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。