ぽかぽかとした陽気の気持ちの良い日が、増えてきましたね。スーパーでも、春ならではの食材を見かけるようになりました。
あまりイメージがないかもしれませんが、実は椎茸も春に旬を迎える食材の1つ。年に2回収穫されているので、秋に加えて春も積極的に取り入れたいですね。
今回は、そんな椎茸をゴロゴロっと入れた「炊き込みご飯」のレシピをご紹介します。
甘辛い醤油ベースの味付けに、風味豊かな椎茸と生姜が加わり、香りだけでも食欲をそそられますよ。椎茸は軸までムダなく活用。その旨味が角切り大根やご飯にしっかり染み込み、お箸が止まらない美味しさです。
皆さんもぜひ、お試しくださいね!
材料(4人分)
乾しいたけ 25g(5~6個)
水150cc
醤油大さじ1
三十雑穀 大さじ2
米 2合
生姜 1片
大根 120~150g
貝柱ほぐし身 130g程度(缶詰め1個分)
昆布 2g
▼調味料
酒 大さじ1/2
醤油 大さじ1
みりん 小さじ1
▼トッピング
白ごま 適量
小口ネギ 適量
作り方
【下準備】
・乾しいたけを保存式ジッパー袋に入れ、水150ccと醤油大さじ1入れる。空気を抜くように封をし、冷蔵庫で一晩かけて戻す

・椎茸の戻し汁は、捨てずにとっておく。戻した椎茸は水気を絞り、笠と軸を切り分ける。笠は4等分にカットし、軸は石づき(先の黒くて硬い部分)を取り除き、残りは細かくみじん切りにする。

(1)生姜は千切り、大根は7mm角に切る
(2)研いだ米に三十雑穀を加え、30分ほど水に浸す
(3)水をよく切った2を炊飯器にセットする。椎茸の戻し汁・貝柱ほぐし身(汁ごと)・調味料を入れて軽く混ぜる。2合の目盛りに合うように水を加え、さらに大さじ1程度の水を足す。
(4)3に、椎茸・生姜・大根・昆布を入れ、炊飯器で炊く(あれば炊き込みご飯モードで)
(5)炊き上がったご飯はすぐに混ぜ、保温をオフにして、布巾などをかけておく
(6)皿に盛り、トッピングの白ごまと小口ネギを散らせば完成


レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。