食欲の秋。美味しいものがたくさんあって何を食べようか迷ってしまいますね。
実は椎茸農家でもあるタマチャンショップが、ぜひオススメしたいのが「原木椎茸」。この時期に収穫された椎茸は香り高く、プリっと張りのある身が特徴です。
まるごと焼いて、塩や醤油をつけるだけでもバツグンにおいしいのですが、せっかくなので今回は、少し手間をかけたアレンジレシピを3つご紹介します。
いろんな方法で、旬の原木椎茸を味わってみてくださいね!
●原木椎茸と鶏ひき肉の天ぷら
大ぶりな原木椎茸に鶏ひき肉を詰めた、食べ応えバッチリの天ぷらです。
ジューシーな鶏肉と旨味たっぷりの椎茸がよく合います。天つゆはもちろん、ゆず塩やカレー塩など、アレンジ塩でいただくのもオススメです!
【材料】(3〜4人前)
原木椎茸 6個
鶏ひき肉 50g
塩 ひとつまみ
クミンシード ひとふり(あれば)
〈天ぷら衣〉
水 100ml
卵 1/2個
小麦粉 70g
塩 ひとつまみ
氷 2個
〈ゆず塩〉
塩御殿 小さじ1/4
ゆずパウダー 小さじ1/8
〈青汁塩〉
塩御殿 小さじ1/4
ななつのしあわせ青汁 小さじ1/4
〈カレー塩〉
塩御殿 小さじ1/4
なないろカレー 小さじ1/4
【作り方】
<下準備>
・ゆず塩、青汁塩、カレー塩はそれぞれの材料を混ぜ合わせておく
・椎茸は軸とかさを切り分ける(軸は、硬い部分は取り除いておく)
(1)椎茸の肉詰め
鶏ひき肉に塩・クミンシードを入れて、粘りが出るまで練ったら6等分し、椎茸のかさの裏側に詰める
(2)天ぷら衣をつくる
水と卵をしっかりと混ぜたら、氷・小麦粉・塩の順に入れて、箸で突くように混ぜる。
グルグルとかき回さず、粉っぽさが残る程度でやめるのがポイント。(衣が冷えてる方がカラッと揚がる)
(3)1に、2の天ぷら衣をつけて、160〜170度に熱したコーン油でカラッとなるように揚げる。油をよく切ればできあがり
●原木椎茸とモッツァレラの贅沢ピザ
和のイメージが強い椎茸ですが、洋食との相性もバッチリ!
香ばしく焼けた椎茸の香りと、チーズの優しい旨味が口の中に広がります。
【材料】(2人前)
干し椎茸 4~5枚/20g前後
水 200ml
ピザ生地 1枚 (市販のもので可)
バター 5g
ルッコラ 適量
モッツァレラチーズ 適量
<ソース>
お好きな味噌 大さじ1/2
干し椎茸の戻し汁 小さじ1
マヨネーズ 小さじ1
すりゴマ 小さじ1
【作り方】
<下準備>
干し椎茸は軽くゴミをとる程度にサッと水洗いし、水200mlに浸けて一晩冷蔵庫に置き、しっかり戻す(ジップ式保存袋を使うと、少ない水で戻せるので戻し汁の濃度が上がります。なるべく空気を抜いて封をしてください)
(1)オーブンを予熱する
(2)椎茸を厚めの細切りにし、バターで炒める
(3)ソースの材料を全て混ぜ合わせ、ピザ生地に塗る
(4)2とモッツァレラチーズを乗せる
(5)余熱しておいたオーブンで焼く (お使いになるオーブンや、市販の生地の表示に合わせて調整してください)
(6)チーズがとろりと溶けたら、仕上げにルッコラをトッピングする
●原木椎茸と根菜の和風カレー
【材料】(5~6皿分)
米 3合
三十雑穀 赤 大さじ3
干し椎茸 10個(30g程度)
ごぼう 太め30cm
里芋 300g
たまねぎ 大1個
生姜 15g
カレールー 3片
カレー粉 大さじ1
クミンパウダー 小さじ1
サラダ油 適宜
A
だし汁 300ml
しいたけの戻し汁+水 600ml
〈トッピング〉
レタス
ゆで卵
乾燥パセリ 各お好みで
【作り方】
<下準備>
・干し椎茸は水で戻しておく(黒く固い部分だけ取り除き、石づきは使用します)。戻し汁は取っておき、水と合わせて600mlになるように準備してください
(1)三十雑穀を混ぜて米を炊いておく
(2)水で戻した椎茸、ごぼう、里芋を食べやすい大きさに切る。玉ねぎは薄切り、生姜は千切りにする。
(3)玉ねぎを飴色に炒め、取り分けておく
(4)ごぼうを表面が透き通るまで炒める(5分程)
(5)2、3、4の野菜をすべて鍋に入れ、Aを加えて煮込む
(6)15〜20分ほど煮込み、野菜に火が通ったら一度火を止め、カレールーを溶かす
(7)カレー粉とクミンパウダーを入れ、ひと煮込みする(5分程)
(8)皿に盛り付け、レタスとゆで卵、乾燥パセリを添える
レシピ:古金陽子(野菜ソムリエプロ・グラフィックデザイナー)
「食卓が暮らしをデザインする」との考えを元に、広告の仕事をしながら、家庭料理を研究するフードスタイリスト。二児の母でもあり、「作りこみすぎない美味しいご飯」がコンセプト。野菜ソムリエプロの資格を持ち、地域野菜のPRなども手がける。